1次元配列
そもそも配列とは?
配列とは、同じ型の値を入れる「入れ物」を並べたもので、同じ型の変数を一度にたくさん扱う場合に便利です。
下図のように、横一列にBOXを並べたようなイメージです。
配列を使用する手順
配列を使用するには、次の2つの手順が必要になります。
手順
1. 配列を表す変数を準備する(配列を宣言する)
2. 要素を作成する
構文
この2つの手順を構文で表すと以下のようになります。
1. 型名[] 変数名;
2. 変数名 = new 型名[要素の数];
JAVAの配列は、newというキーワードを使って要素を確保して、初めて使用できるようになります。要素の確保とは、[要素の数]と書かれた[ ]の部分に数字を書くということです。要素を確保するというのは、BOXの数を何個にするか決めるという事です。
具体例
では、例としてテストの得点5つを格納するための配列を作成してみます。配列の名前をscoresとします。得点はint型で表せるので、次のようになります。
int[] scores;
scores = new int[5];
これら2つの命令文は、次のように1行にまとめて書くこともできます。
int[] scores = new int[5];
こうして宣言した変数scoresが表す配列には、int型の値を5ついれることができます。
A君の5回分のテストの得点を「80, 55, 68, 70, 55」として、これを配列の各要素に値を代入すると以下のようになります。
scores[0] = 80;
scores[1] = 55;
scores[2] = 68;
scores[3] = 70;
scores[4] = 55;
[ ]の中には、配列の何番目の要素であるかを示すインデックスを指定します。インデックスは0から始まります。配列の要素の数が5の場合、0, 1, 2, 3, 4、の5つの値をインデックスに指定できます。
以下、コードとコンソールの出力です。
ちなみに、配列に.lengthを付けることで配列の要素数を取得できます。
この場合は5が出力されます。
JAVAを学ぶのにおすすめの本