「 口だけでなにもしない人」に常々思うところがあったので記事を書きました。
口だけの人といってもいくつか種類があって、今回は口だけの人ヒエラルキーの中でも最下層に位置する「口だけでなにもしない人」についてフォーカスしました。
口だけの人ヒエラルキー
まずは下の図を見てください。
世の中にいる「あいつ口だけだな・・・」という人は、以下の3の3パターンに集約することができます。
- 口は達者だけど結果は人並み程度の人
- 口に出して取り組むもののすぐに挫折して諦める人
- 口だけでなにもしない人
ヒエラルキーの下にいくほど人数も少なくなり、口だけ感も増していきます。
一番上の「口は達者だけど結果は人並み程度の人」は、よくいるビックマウスの人です。
ビックマウスに結果が伴うならいいのですが、伴わない人はこちらに分類されてしまいます。程度によりますが、このタイプはけっこう多いと思います。
真ん中の「口に出して取り組むもののすぐに挫折して諦める人」もわりと沢山います。
「FP2級とるぞ!」と〇ーキャンを受講したものの3日間教材を解いただけで終わってしまった・・・
本気になったので某専門学校に通うも、本気になれずに辞めてしまったり・・・
というようなタイプです。
そして一番下の「口だけでなにもしない人」ですが、人数は少ないけれどその厄介度は一番大きいです。
例えば
「TOEIC800ぐらい取りたいなぁ・・・」
と周囲に言っておいて、TOEICを受けない!
「〇〇社で働きたいなぁ・・・」
と言っておいて、ESを出さない!
といったどうしようもないタイプです。
口だけでなにもしない人の話
この記事を書こうと思った僕の身近にいる「口だけでなにもしない人」の話です。
同じ情報系のM君は悪い人ではないのですが、口だけでなにもしない人上に自己評価も高いので一緒にいて疲れるのでほどほどの距離感を保っています。
1.とりあえず形から入る
M君はとりあえず何かを始めようと思った時に形から入るタイプで、以前髪の色が茶髪から黒髪に変わった際に
「あれ、髪の色変えたんだ?」
と聞いたところ
「あぁ、アルバイトしようと思って。バイトの面接に受かるために黒髪にしたわ!」
なるほど・・・
ちなみにM君は今までバイト経験は無く、比較的時間のある1~2年のうちにバイトしなかったのに、3年の忙しい時期にバイトとかできるのかな・・・と思っていましたが、案の定数か月経ったいまもバイトはしておらず、面接すら受けていないみたいです。
2.意識が低い
また、当たり前ですが「口だけでなにもしない人」の意識は低いです。
「ゲーム作りたくて情報系の学科にきたんだよね~ 俺ゲームとか好きだしゲームクリエイターになりたいわー」
「これまでに何かゲームとか作ったりしたの?」
「いや・・・」
「じゃあアプリとかは?」
「いや・・・」
当然口だけなので、何もしていません。
3.環境のせいにする
今までの2年間なにしてたんだよ!
だって情報系って思ったよりプログラミングの授業無いし・・・もっとゲームとか作る授業あると思ったのに全然ないし、もっとそういう課題とか増やせよなぁ・・・
みたいな感じで「口だけでなにもしない人」は痛いところを突かれると周囲や環境のせいにします。
まあ情報系はコンピュータのハードの部分や数学、ネットワークなど幅広く学ぶので、プログラミングはその中の一部分に過ぎません。
プログラミングだけやりたいならゲームの専門学校とかプログラミングスクールに行けばいいんです。
というか、ゲーム制作者にはかなりのプログラミングスキルが要求されるので、ゲーム制作者として就職する人は学生時代から自分で色々ゲームとか作ってます。
Unityを使えば1日でそこそこのゲームが作れますし、Unreal Engineだとコーディングなしでゲームが作れます。
当然口だけの人はそいういう事も知りませんし、実際に手も動かしません。
4. 自己評価と実力は乖離していく
そんな感じで口だけでなにもしない生活を続けた結果、口だけは一丁前なので自己評価は高いけれど中身が何もない人になってしまいます。
こういう人は、仕事ができないのにプライドが高いため、会社などでミスを指摘しようものなら言い訳やら反論やらで扱いがめんどくさいタイプです。
最終的には、周囲との折り合いも上手くいかず職場のガンと なります。
対策はテキトーに褒めておくこと
このような「口だけでなにもしない人」への対処法は、とりあえず褒めておくことです。
ブラックボックスを開けようとすると言い訳やら反発やらで自分がイライラするだけでなく、周囲の雰囲気も悪くなります。
放っておけば害はないので、あえて絡んで面倒事に巻き込まれるというのは賢明ではないと思います。