論理回路の素子は、論理演算を行う回路の基本的な構成要素です。
論理積、論理和、否定などの論理演算を処理する論理演算回路を構成します。
論理積(AND)
論理積は入力した値が真なら「1」、偽なら「0」として、2つの値の積の結果を出力します。
二値の入力が且ならば出力されます。
論理式 Z = XY
論理和(OR)
論露和は、少なくとも1個の入力端子に入力1が入れば出力1が現れ、入力がいずれも0の場合にのみ出力も0になる回路です。
論理式 Z = X + Y
+は「足す」という意味ではなく「または(OR)」の意味です。
排他的論理和(XOR)
エクスクルーシブオアともいいます。2個の入力端子のどちらか一方に入力が加えられたときだけ、出力端子に出力信号が現れる回路です。
半分の時だけ出力が現れる感じです。
論理式 Z = X ⊕ Y = X′ Y + X Y’
否定(NOT)
否定は入力が1なら出力が0に、入力が0なら出力が1になります。
論理式 Z = X′
NAND(AND+NOT)
NANDはANDの否定です。論理積(AND)と出力が真逆になります。
論理式 Z = X′ + Y‘
NOR(OR+NOT)
NORはORの否定です。論理和(OR)と出力が真逆になります。
論理式 Z = X′ Y‘
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