自慢話もしないし、人に気も使えるし、聞かれたくないことも聞かないし、話にもちゃんとオチを付けて面白い話題を提供しているのになぜか人に好かれないというそこのあなた!
もしかしたら人から好かれないのは隠れ高プライドが原因かもしれません!
え、そんなことないよ。自分で言うのもなんだけどけっこう謙虚なほうだし、ミジンコみたいなプライドだよ。プライドが高いなんてありえない!
ならなぜあなたは周りの人から好かれないのですか?自分的には謙虚にふるまっていると思っていても、周りには内面のプライドの高さからくる生意気な雰囲気や態度が伝わってしまうことも。
その結果友人や同僚、先輩に嫌われてしまうということが隠れ高プライドの人にはよくあります。
隠れ高プライドの特徴
プライドが高い人は表にはあまり出しませんが基本的に周りを見下しています。普通のプライドが高い人だったら長い人生の中で、プライドが高いせいで人に嫌われる経験をしたり、周りから指摘されプライドの高さを自覚し謙虚になったり、プライドの高さを上手く隠す術を見つけます。
しかし隠れ高プライドの人は自分を謙虚でプライドが低い人間だと本気で思っているので、周囲の反応や助言は耳に入りません。なので冒頭の自分には全く非がないのに周りから避けられると感じてしまうのです。
隠れ高プライドの人の謙虚は、エセ謙虚です。本当に謙虚な人は人を見下したりはしません。
目下の人にも敬語
謙虚な人といえば敬語なイメージがありますね。
敬語自体は良いのですがエセ謙虚の人は必要以上に敬語を使う傾向があります。
同僚にはもちろん後輩や部下にも敬語を使います。部下にも敬語を使うなんてとても腰の低い人だと思うかもしれませんが、実際は真逆の感情を抱いているのです。
エセ謙虚の人が目下の人に敬語を使うのは
「俺のパーソナルスペースに入ってくるな、お前は俺みたいなすごい人間と親しく付き合うほどの価値があると認めてないからな!」
という風にプライドが高すぎるがゆえに周囲の人間を見下しているからです。
店員にも丁寧に接する
同様にエセ謙虚の人は店員にも丁寧に対応します。
客と店員だと店員の方が立場が低いです。
別に客側が丁寧で愛想よく接することは悪い事ではないのですが、エセ謙虚の人は
「店員なんかにも丁寧に接する私ってなんて謙虚なのかしら」と自己陶酔しています。
「それに比べて周りの他の客は愛想が悪い、謙虚じゃないわね」と本気で思っています。
安全地帯から人を見下し、自分が上だと確認するために謙虚な態度をとるわけです。
売れないミュージシャンに寄付するお金持ちの婦人みたいな感じです。
これはこじらせた一種のマウンティングで
「私は謙虚だから人に自慢したり、高圧的な態度をとるようなことはしない」
と心の中で思っていても、無自覚のうちに周りを見下していて、本人は謙虚とは程遠い状態になっています。
プライドの高い自分を変えるには
高いプライドを治すには、本当の意味で謙虚になることが必要です。
本当の意味での謙虚とは、自分が世界で一番の未熟者だと思うようにすることです。
人に会うたびにこの人は自分より上だとか下だとか考えて、人によって態度を変えているようでは謙虚な人とは到底言えません。
自分が世界で一番の未熟者と思い、出会う人すべてをリスペクトの対象とみることで、プライドの高さが徐々に解消されていき、周りに謙虚な人だと思われ人に好かれるようになるでしょう。